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ノーバディーズ・フール(原題:NOBODY'S FOOL)
   監 督 :ロバート・ベントン
   出 演 :ポール・ニューマン、ジェシカ・タンディ、ブルース・ウィリス、メラニー・グリフィス、
   ジャンル:ドラマ
   1994年  アメリカ


注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】 
 離婚したサリー(ポール・ニューマン)はベリル(ジェシカ・タンディ)の家に居候しています。
 ある日サリーはヒッチハイクで家に帰ろうと車を拾うと、それは3年も会っていなかった息子の車だったのです。
 それからの息子や孫を交えてのサリーの日常生活が描かれていきます。



昼間はそれとして、夜になれば一つのテーブルを囲む仲間


【感想】
 豪華な出演者ですね!
 みる人によって評価はちがうかもしれません!

 田舎町で、昼間事務所でけんかしていても夜はビールを飲みながらゲームを楽しんでいます。
 レンタル店の記事に「孫と接するうちに、彼に小さな変化が起こり始める」とありましたが彼に変化はなく、むしろ息子や孫を含む周りが代わっていくのを描いているのでは、と思います。
 
 終わり近くに例の飲み屋で息子が親父に向かって「素晴らしき人生に!」と乾杯します。
 サリーは「こんな人生に?」というのですが
 息子は「僕にはそう見える!」と答えるのです。
 いいですね ~ !

 超能力も派手なアクションもない極めて普通の日常を描いてます。
 メラニー・グリフィスもいい役を演じています。
 私のようにサリーをいいなと思う人と、つまらない映画だと思う人がいるでしょう。
 その日暮らしのサリーは確かにすごい事をして暮らしてるわけじゃなく、居なくなっても誰も困りませんけど、でも必要な人だとみんな思ってるでしょう。

 そんな父親に、段々息子は気付いていくのです。

 関連作品:ドライビングミスデイジー … ジェシカ・タンディ 出演(これが遺作)
      レッド          … ブルース・ウィリス 出演
      ワーキングガール     … メラニー・グリフィス 出演




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